アオヤマ日記

男子大学生がTwitterでは伝えきれないこと、ふと心に浮かんだことなどをゆる~く書いていこうと思います。

腹痛に悩める便所神アオヤマ

今週のお題『私の未来予想図』

 

ご機嫌麗しゅう、諸君!忘れたとは言わせない!私は1ヶ月ぶりにブログの国へ帰国した腐れ大学生アオヤマである!今更、のこのこ何をしに来た?と思われてもおかしくないくらいブログ活動を休止していた。私だって同時に複数のことはできない人間である。ここ数週間、大学の試験勉強に追われ、重たい教科書・資料集に押しつぶされ、受験期を思い出すくらいの勉強量と戦ってきた。そして、試験終了と同時に母国と現実から逃げ出し、ありもしない自分を探すことを目的とした学生旅行という優雅な旅に出た。私の故郷であるブログの国から一時的に離れていたのは、このためである。したがって今回は私アオヤマの復活及び、試験突破、及びナカメ作戦成功、そしてTwitterアカウント復活を祝い、盛大に文章をしたためていこうかと考えている。

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未来予想図。ヨーロッパを旅するかたわら、私は自分の未来について文学的妄想を働かせていた。そこは古風でしとやかな街の一角にある小さな家。クリーム色の家には小さなお庭があり、花壇には可愛らしいお花が並んでいる。植えてあるリンゴの木には真っ赤に輝く実がなっており、庭にペットのペンギンがヨチヨチ歩いている。私が朝目を覚ますと、朝食の香りが小さな家を満たしている。はて?どうして朝食の香りがするのだ?ぼーっとしている私は、食卓に向かう。するとそこには、だるまさんが描かれたエプロンを身につけ鼻歌を歌いながらお味噌汁を作る女性がいる。そこで、私は気づく。「ああ、私は家庭を持ったのか。」

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どうだろうか?このたくましき妄想。恐れおののいた読者の方も多かろう。このように、私は四六時中頭の中を桃色に染め上げて、勉強そっちのけで鼻の下を伸ばしている。我がアオヤマ城にこもり、ひとりでふふふっと笑っていることも頻繁にある。しかし、賢明な読者におかれては勘違いをしないでほしい。あくまで、文学にそった妄想であり、破廉恥な映像を流したり、猥褻文庫で手に入れた卑猥な本をしげしげと眺めて三大欲求の一つを満たすという愚かな行為は行ってはいない。その点に関して、私は実に質実剛健な禁欲主義を徹底する日本男児だと自負している。

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私は便所が好きである。『あなたの好きな場所を3つ答えてください。』という質問をされたら、私は即座に『書店、布団、便所』と答えるだろう。古今東西、便所には聖なる神が祀られており、私もその神のひとりである。便所神アオヤマは、便所を愛し便所に愛されている神である。私が嫌いなものといえば、腹痛である。私は時と場所をわきまえぬ不届きな腹痛を憎み、腹痛もまた健気な私を憎んでいる。奴らは神出鬼没で、ありとあらゆる場所に現れては人類の腹に総攻撃を仕掛けてくる。特に、バスや電車などの公共交通機関に乗っている時は用心した方が良い。奴らは奇襲攻撃が得意なのだ。

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ヨーロッパツアーを上品に堪能していた便所神アオヤマは、無論、バスや飛行機、地下鉄、船などの公共交通機関を駆使して旅をしていた。1度に移動するのは平均4時間以上。お便所休憩はあるのだが、なんとも心もとなかった。そしてこれは、私がフランスの都市から都市へとバスで移動している時のお話である。案の定、腹痛が我が腹を攻め始め、ノルマンディ上陸作戦級の戦いが大型バスの後方座席で繰り広げられていた。迫り来る痛みをこらえるために、私は以前ネットで見つけてきた『バスの中で腹痛に襲われた時の対処方法』をいろいろと試してみた。まずは、深く息を吸い、息を止め、鼻から空気を出す深呼吸法。続いて、お腹にタオルを当てて温めるホッカイロ式戦法。さらには、車窓観光を無理やり楽しもうとする現実逃避作戦。あれやこれやと、持っている全ての戦術を腹痛に対して展開させたが、効果は今ひとつ...。しかし、ここで添乗員のおじさんのお告げが舞い降りる。『まもなく、サービスエリアです。お便所休憩をしましょう。』

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来た。ついに来た。主よ私に救済を。フランスに降臨せし、どこかの神に私は手を合わせた。今日の私はついている。だが、気を緩めてはいけない。気を緩めると、腹も緩くなる。今一度、穴という穴をきゅっとしめなければならない。しかも、サービスエリアのトイレについたからといって、トイレが空いているとは限らない。イタリアに祀られている便所神が我がオアシスに立てこもっているかもしれない。加えて、海外のトイレは有料ということもある。おそらく、サービスエリアは大丈夫だろうが街にポツンとある秘境の地『公衆トイレ』は1回1ユーロ。小銭であふれかえる財布から1ユーロを探し当てる時間に30秒を要し、その間にもロケット発射の時刻は刻一刻と近づいてくる。まったく海外の便所はフザケるのにもほどがある。私の祖国ジャパンを見てほしい。コンビニに入れば、お便所は無料。「コンビニに入ったからには、何かを買ってください」という暗黙の法律はあるものの、強制ではない。それに比べて海外はどうか。「へい!ジャポネーゼ!店に入ったからには、金を置いてけ!便所を使うには1ユーロ!」と言わんばかりに、便所代を請求してくる。此度私は改めて、滝川なんとかさんが編み出した日本のオモテナシ精神の素晴らしさを実感した。

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サービスエリアに到着した途端、私は疾風の如くバスをおり、便所へと駆け込んだ。頼む。あいていてくれ。バスの中で手をこすり、ひたすら、なむなむしていた私の念が主に通じたのか2つある洋式便所は無料で開放されていた。おうし!あとは、勢いとタイミングよくブツを発射するだけである。ガチャ。ドン。カチャ。便所ドア開閉基本三原則をわずか1秒で遂行し、私は愛しき洋式便所と対面した。私は嬉しさのあまり叫んだ。アモーレ!アモーレ!次の瞬間、便所の中で盛大にアモーレと叫ぶ便所神は立ちすくんだ。『便座が...、ない。』

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ここで可憐な女性読者諸君のためにも、今一度男性洋式便所の抱える闇をご紹介しよう。少しばかり汚い表現が出てくるため、お食事中の方には注意してご覧になってもらいたい。男性が洋式便所を使う際、排便の大小に関わらず、少なくとも2通りの排泄方法が長い人類史の中で発見されている。1つは、王道の座ってする派。清潔感を保ち、壁にも床にも尿を飛ばさない、非常に環境に優しい便所愛好家たち。便所愛好クラブに所属する私もその一員である。そして、邪道のスタンディング派。彼らは、男性史において最も初期に開発されたであろうスタイル、イタリアの石の彫刻のようなポージングで尿を発射する。男性としては、非常にやりやすく気分爽快なポーズなのだが、快感とは反対に得られるリスクは大きすぎる。壁や床に尿が飛散し、運悪ければ便所の便器を汚す。そして最もタチの悪い便所のテロリストたち便座ダウン集団が稀に現れることがある。彼らは何を急いだのか、はたまた精神的に病んでいるのか知らないが、洋式の便座を下ろしたままスタンディングポーズをし、下半身についたエッフェル塔からシャンパンフラッシュを炸裂させる。もう、世も末である。スタンディングポーズだけなら便所神も見逃す。ただ、スタンディングポーズに加えて、便座ダウンをするお育ちのよろしいお馬鹿さんたちは、一度怒りの便所大魔神アオヤマから叱責を受けた方が良い。彼らは、そのくらい極悪非道なことを鼻歌を歌いながらやってのけるのだ。

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イタリアの某サービスエリアで立ちすくむ私は、便座の縁を眺めた。うむ。しっかりと液体が付いている。便所神であるとともに便所愛好家である私は、トイレットペーパーをくるくる手に巻き、便座のない便器をお掃除し始めた。腹痛に耐え、便座をふきふきすること30秒。私の消化管最後の門は限界を超えていた。もうダメだあ。覚悟を決め、衣服を脱ぎ、私は便座に座った。『冷たぁ....。』

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ここから先は流石に、私のプライバシーの御都合と、読者にお下品な表現を読ませるわけにはいかないので、心惜しくも割愛させてもらう。ただ、今回私が伝えたかったのは、『日本のお便所がいかに恵まれているか』である。海外には街にお便所が少ない。あったとしても有料。そして、公共施設には洋式なのに便座がないところもある。改めて日本のオモテナシお便所が世界一だということを実感した。

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ここまでお便所について、ひたすらダラダラと書いてきて『肝心な未来予想図はどうした?』と憤慨されそうだが、私の描く未来はお便所が常に我々の下半身にくっつく世界である。誰もが、したいときにおトイレをし、腹痛に悩むことがない世界。それが私の桃源郷。お便所ワールドである。

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物語の都合上、多少過激な表現をしてしまった部分もあるかもしれないが許してほしい。全ては、世界中の人を笑顔にするためにとった、仕方のない苦渋の決断である。

 

 

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