アオヤマ日記

男子大学生がTwitterでは伝えきれないこと、ふと心に浮かんだことなどをゆる~く書いていこうと思います。

F高校の事件簿〜尿素事件③〜

この話は90%の事実と10%のやや誇張しすぎた表現に基づいています。

 

こんにちは。

 

アオヤマです。

 

連日の投稿失礼いたします。

 

尿素事件」第三弾です。

 

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前回までのあらすじ

 

体育をサボって受験勉強をしていた

2人の高校生

「かっちゃん」と「アオヤマ」

 

ある日、体育教師にその現場を

発見され、説教をされることに。

 

犯行を認めた「かっちゃん」に対し、

おサボり容疑を頑なに認めない

反社会的少年「アオヤマ」

 

アオヤマは、体育教師から

「お前には体育の単位をやらん。

卒業させない。」

という宣告を受けてしまった。

 

 

navegetable.hatenadiary.jp

 (前回の記事)

 

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キーンコーンカーンコーン。

 

尿素事件」の後の4時間目の

授業は

よりによって事件の元凶になった科目、

「化学」でした。

 

化学の先生:

「さあ!センターまでもう少しだ!

センター形式の問題を解くぞ!それ!

はじめ!」

 

まじかよ...。

なんでよりによって化学なんだよ...。

 

ペラペラペラ。

 

ぼくは化学の問題冊子をめくって

どんな問題があるのかを

一通り眺めました。

 

『問題:次のうち尿素樹脂はどれでしょう。』

 

とほほ....。

これですよ。これ。

これがユリアさん、尿素ちゃんです...。

 

しかし、ぼくの頭にはあれほど

大好きだった化学がまったく入ってきません。

 

その原因となったのが、

先生のあの言葉。

 

『お前は卒業させない。』

 

ぼくの頭の中にはこの言葉が

ぐるぐると

回っていました。

 

化学の先生:

「おーい!アオヤマ!どうした?手が止まってるぞ!いつものお前らしくいけよ!」

 

アオヤマ:

「は...はい...」

 

「いつものお前らしくいけよ!」

という言葉を聞いて

ぼくの目からまた涙が出てきました。

 

なんでぼくだけがぁ!

こんな目に!

毎日夜中まで受験勉強して!

捨てることができるもの、睡眠、食事時間、

あらゆるものを削って毎日

勉強しているのに!

なんで卒業させてもらえないんだ!

だれか教えてくれ!!

 

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この時のぼくは、

本当に大馬鹿ものでした。

 

なぜ、ぼくがこんなことになったのか。

 

受験が終わった

今だからわかります。

 

ぼくは

受験勉強という地獄の生活の中で

大切なものを見失っていたのです。

 

あるあるじゃないですか、そういうの!

ハリーポッターでも、

ヴォルデモートの分霊箱探しで

ハリーとロンとハーマイオニー

友情が引き裂かれそうだったシーンがあります。

大事なものは時として

見えなくなる。

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そういう感じです。たぶん...。

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

キーンコーンカーンコーン。

 

化学の先生:

「よし!今日はここまで!ちゃんと復習しておけよ!アオヤマ!大丈夫か?」

 

アオヤマ:

「はい、なんとか...」

 

化学の先生:

「そうか。なんだかよく知らんけど、頑張れよ!」

 

アオヤマ:

「はい...」

 

昼休みになって

ぼくがしょんぼりとイスに座っていると

となりのクラスから

「かっちゃん」がやってきました。

 

かっちゃん:

「よし!アオヤマくん!

もう一度体育教師に謝りに行こう!大丈夫!

付いて行ってあげる!」

 

アオヤマ:

「かっちゃーん。ぐわぁああん」

 

なんて優しいお友達なんでしょう。

ぼくのためにここまで心配してくれる

かっちゃん。

 

本当に最高の友達です。

 

かっちゃん:

「いいかい。アオヤマくん。良いことを教えてあげる。長いものには巻かれるのが一番だよ。

決して、逆らってはいけない。余計な争いを生むだけなんだ。相手の言うことを、はい、はい、その通りです、って素直に聞いておけば

大丈夫。そこが怒られる時の最大のポイント。

我慢が大事だよ。」

 

アオヤマ:

「なるほど!たしかにそうだ!やってみるよ!でも、怒られるのがいやだよぉう...。」

 

かっちゃん:

「それも大丈夫。アオヤマくん、あと一年経った時のことを考えてみて。今日怒られたことなんて、忘れてるよ。10年経ってみ。完全に忘れてるか、笑い話になってるって。人間の怒りとか、悲しみなんてそんな長くは続かない。

さぁ胸を張って怒られに行こう!」

 

アオヤマ:

「うん!ありがとう!」

 

皆さんどうですか?

ぼくの偉大なる友人のお言葉。

これが18歳から出た言葉とは思えない。

 

まさに神です。

主よ。ぼくはあなたについていきます。

導きのままに。

 

さぁいよいよ

ぼくと鬼軍曹脳みそ筋肉体育教師との

最後の戦いです。

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

コンコン。

 

ぼくたち:

「失礼します。」

 

ガラガラ。

 

体育教師:

「お前たち、何しにきた?」

 

ぼくたち:

「体育をサボってしまって、本当に申し訳ございませんでした。」

 

体育教師:

「ワカバヤシ(かっちゃん)は戻っていい、と言っただろう。」

 

かっちゃん:

「え...でも、アオヤマくんも

反省していますし....」

 

体育教師:

「コイツはダメだ。何もわかっていない。

絶対に卒業させない。」

 

アオヤマ:

「本当にすみませんでした。ぼくが間違っていました。」

 

体育教師:

「お前、わかってねえだろう。ダメだ。卒業させない。」

 

アオヤマ:

「すみませんでした!」

 

体育教師:

「ダメだと言ったらダメだ!」

 

アオヤマ:

「ぐっ・・・・・・。」

 

頭を下げながら、

この頑固おじさんを説得するのは

本当に骨の折れることだと

ぼくは確信しました。

 

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みなさん、お久しぶりである。

 

私は「内なるアオヤマ」である。

 

ここから、先ほどの奴、

「外なるアオヤマ」に変わって

ブログを書いていく。

 

私が予想した通り、

クリクリヘッド鬼軍曹体育教師は

脳みそまで筋肉で構築されているようだ。

 

18歳の少年が

あんなにも謝っているのにもかかわらず

ダメだ、ダメだと門前払い。

 

私が喉から手が出るほど

欲しがっている「単位」

 

鬼軍曹、あなたが書類に

ポンっとハンコを押してくれればいいのだ。

 

確かに、自分のおサボり罪を認めずに

反抗的態度を取ってしまったのは

こちらに非がある。

 

それは自分でも100も承知である。

 

しかし、さすがに勘弁してほしい。

 

連日の受験勉強による疲労と寝不足、

恋い慕い申し上げていた女性からの

LINE音信不通攻撃、

受験による親との不仲、

そして先生からの説教。

 

正直、人間ここまで負の遺産

積み重なると

地底にあるマントルから煮えたぎる溶岩が

地表に吹き出すかのように

怒りが湧き上がってくる。

 

隣を見ると私の戦友が

『アオヤマくん、長いものには巻かれろ』

とそのつぶらな瞳で語りかけている。

 

そう、長いものには巻かれて巻かれて

巻かれまくり、恵方巻きみたいになって

しまえばいい。

 

落ち着け、日本男児アオヤマよ。

 

相手にするな。

 

『ダメだ許さない。』

 

『アオヤマくん、落ち着くんだ』

 

『お前は卒業させない。』

 

『アオヤマくん、抵抗しちゃダメだ。』

 

『受験もできなくさせてやる。』

 

『アオヤマくん!』

 

私は何が正しいのか正しくないのか

自分の頭では理解が追いつかなかった。

 

子供相手に大人が最大の権力を振るってくる?

 

卒業をさせないだ?

 

そんなことでこの私が

犬のようにワンワンきゃんきゃん

鳴くとでも思ったか!

 

許さん!もう許さん!反撃してやるわ!

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

体育教師:

「ダメだ卒業させない。」

 

アオヤマ:

「じゃあ、いつまで経っても無理じゃないですか!ダメだダメだって!反省してますって言ってるじゃないですか!なんでわからないんですか!そんなこと言ってたら、ぼくは一生かかってもこの高校から卒業ができない!ぐわぁあ!」

 

言ってしまいました。 

 

ぼくの目からは本日3度目の涙。

 

映画のタイトルみたいです。

「3度目の涙」

 

かっちゃんの忠告を聞かずに

ぼくは先生に対してまたもや反抗を

してしまいました。

 

人生終わりです。そう思いました。

 

しかし、次の瞬間。

 

体育教師:

「わかった。単位はくれてやる。もう帰れ。」

 

アオヤマ:

「え?」

 

体育教師:

「いいから、もう帰れ。」

 

体育教師はとうとう

高校生のぼくにあきれたのでしょう。

 

すんなりと単位をくれる条約を

結びました。

 

ガラガラ。

 

ぼくたち:

「失礼しました。」

 

ぼくが体育教官室を退室する際に、

鬼軍曹が最後に言いました。

 

体育教師:

「そのかわりお前の担任にチクってやるからな。」

 

アオヤマ:

「なっ!?」

 

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終わったと思った長い長い

アオヤマ体育教師大戦争

 

しかしまだ終わっていませんでした。

 

最後の刺客、

古文教師おばちゃんの登場です。

 

その日の帰りのホームルームの後、

案の定ぼくの担任である

官能小説大好きおばちゃん「ヒロミン」に

呼び出され

めちゃめちゃ怒られました。

 

見損なったとまで言われました。

 

腐れ高校生アオヤマ、

「ヒロミン」に怒られたのは

それが最初で最後です。

 

今だから言えます。

 

先生たち本当に迷惑をかけました。

 

なにもかも受験のせいにしていた

自分がいました。

 

しかし、悪いのは受験ではなく

受験勉強に余裕を持てなかった自分でした。

 

今はその経験が生かされ、

テスト勉強は余裕を持ってやるようにしております。

 

そして、極力、他のせいにしない。

 

だいたい自分に対する悪い環境を作っているのは自分だから。

 

どこかで聞いたことがあります。

負けの三要素は、

「過信、慢心、情報不足」

だと。

 

大学生になった今、

この3つに陥らないように

生きております。

 

F高校の事件簿〜尿素事件〜

 

良くも悪くも

ぼくに大きな影響を与えた大事件でした。

 

終:F高校の事件簿〜尿素事件③〜

 

 

尿素事件シリーズを読んでくださったみなさん

ありがとうございました。