アオヤマ日記

男子大学生がTwitterでは伝えきれないこと、ふと心に浮かんだことなどをゆる~く書いていこうと思います。

F高校の事件簿〜尿素事件①〜

このお話は、90%の事実と10%のやや誇張しすぎた表現に基づいています。

 

こんにちは。

 

アオヤマです。

 

12月もいよいよ中旬になり

今年も残りわずかです。

 

ぼくはこの時期になると

センター試験」の悪夢にうなされます。

 

これは2年前の12月。

センター試験という名の

地獄の「人生振り分けテスト」を1ヶ月後に

控えた高校生アオヤマのお話です。

 

ぼくの高校では、高校3年生の12月、

体育の授業で「選択授業」

つまり

『自分たちで種目を選んで

「自主的に」運動しなさい』

という授業を行ないます。

 

生徒たちの自主性を研ぎ澄ますために

行なわれる、この「おサボり授業」

 

もちろん、

サボらないわけには、いきません。

 

学校中に散らばる100人弱の生徒を

体育教師2、3人で

全員監視できるわけないのです。

 

しかも、センター試験の直前ということもあり

ぼくの精神状態は

ピサの斜塔のように倒れかけ

のんびりした、おふざけ体育など

やっている暇ではありませんでした。

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

ここでぼくの戦友をご紹介します。

 

彼の名は「かっちゃん」

 

ぼくのブログに度々登場する

なんともワイルドな男。

 

 

navegetable.hatenadiary.jp

 (こちらの記事に登場する人物こそ

かっちゃんです)

 

家族で海外旅行に出発する際、

新幹線に乗った「かっちゃんファミリー」

 

しかし、「かっちゃん」は品川駅で

「パスポート」を家に忘れてしまったことを

思い出します。

家族に日本に置き去りにされる、

リアル「ホーム・アローン」ボーイ!

 

それが「かっちゃん」という

私の戦友です。

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

さて、ある日

ぼくとかっちゃんはバドミントンを

しながら英単語の勉強をしていました。

 

ぼくたちは、

体育館シューズを入れる袋に

英語の単語帳やテキストを

サンタのプレゼント袋みたいに

パンパンにつめて胸を張って

体育に向かいます。

 

周囲では

ぼくたちをとがめる声が多数

上がっていましたが

そんなこと気にも止めません。

 

なぜならぼくたちは

追い込まれていたから。

 

自称進学校の高校に放り込まれ

スパルタ教育のような3年間を過ごし、

放課後は遊ぶ暇もなく

塾へ直行。

 

そんな3年間を過ごしてきたのに

センター試験の勉強は思うように

振るわない!

 

もう、体育なんてやめてしまえ!

馬鹿馬鹿しい!

脳みそまで筋肉でできてるのか、

この学校の教師は!

今の我々に必要なのは

時間なのである!

 

高校生アオヤマはそんなことを

思っていました。

 

おサボり体育を数日やって

気がついたのですが、

これがまたチョロチョロなのです!

 

先生の監視も全然甘い!

 

これなら余裕でほかの勉強もできる!

 

そう思った、

「かっちゃん」と「アオヤマ」

 

この2人のおサボり犯行は

さらにエスカレートしていきます。

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

「なーんだ!選択授業なんて、

うんちじゃん!」

 

そんなことを言いながら、ぼくたちは

「化学」に手を出しました。

 

この「化学」という科目、

12月に入っても教科書が終わっていないという

まさかの事態。

 

自力で教科書を学び終えるしかない状況です。

 

ぼくたちがバドミントンをやっていた場所は

「講堂」という場所で

小さい体育館みたいな建物でした。

 

講堂には、「ステージ」があります。

体育館で校長先生がスピーチするような

「ステージ」の小さいバージョンです。

 

ステージの奥へ進むと

大きな幕があって、それをめくると

講堂の裏へとつながる

秘密の扉があります。

 

その扉を開けば

外に出ることができ、人目のつかない

小さな路地みたいなところになっています。

 

そこがぼくたちの

「お勉強スペース」でした。

 

 

この「おサボり」お勉強タイムは

先生とぼくたちの

心理戦でもありました。

 

・まず、先生は最初の集合しか点呼をしない。

 

・点呼の後、学校中に散らばった100人弱の生徒全員の居場所を先生が完璧に把握しているわけがない。

 

・そして、講堂のステージに登り、大きな幕をめくり、そこにある扉を先生がわざわざ開くわけがない。

 

 

そこまで計算していた、

「かっちゃん」&「アオヤマ」

 

まさに完全なる犯行です。

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

「秘密の扉」を開けると

清らかな澄んだ12月の冷たい空気が

スーッとぼくたちを包みました。

 

なんという解放感。

 

外には小さな階段があって

ぼくたちはそこに座って

「化学」の教科書を開きました。

 

その時、勉強していたのは

有機化学」という分野。

 

この分野は暗記地獄なのです!

 

ひぇ〜!ふひぃ〜!

 

ぼくたちは悲鳴をあげながら

必死に勉強していました。

 

階段に寝そべって空を

見ると雲ひとつない青空が

それは高く高く

広がっていたことを今でも覚えています。

 

「きれいだなぁ。」

 

その時です。

 

教科書を見ていたかっちゃんが

言いました。

 

かっちゃん:

「アオヤマくん、これ見てよ。尿素樹脂の別名。ユリア樹脂だって!北斗の拳みたいだね!」

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

※ユリアは漫画「北斗の拳」に登場する

ヒロインの名前です。

 

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ユリアとケンシロウ

 

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この美しい女性こそがユリア

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

アオヤマ:

「ほんとだ!!面白いっ!

ユリアァアアアアアアアアアア!」

 

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ユリアァアアアアアアアアアア!

 

ユリアァアアアアアアアアアア!

 

12月の空に向かって

ぼくたちは叫びました!

 

ユリアァアアアアアアアアア!

 

受験のストレスを吹き飛ばすかのように

ぼくたちは叫びます。

 

ユリアァアアアアアアアアアア!

 

あははははははは!

 

ユリアァアアアアアアアアアア!

 

あははは!

 

ガチャ。

 

ユリアァアアアアアアアアアア!

 

かっちゃん:

「ね、ねぇ、アオヤマくん、やばいよ....」

 

空を見上げて絶叫していた

ぼくはかっちゃんをみました!

 

アオヤマ:

「ん?どうした?かっちゃん?」

 

するとかっちゃんが震える手で

向こうのほうを指差しています。

 

ぼくは

恐る恐るその方向をみました。

 

するとそこには.....

 

鬼の形相をしたクリクリ頭の体育教師が

仁王立ちをしてぼくたちを

にらんでいました。

 

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コオォオオオオオオラァァアアアアアア!

 

ユリアァアアアアアアアアアア!

 

コオォオオオオオオラァァアアアアアア!

 

ユリアァアアアアアアアアアア!

 

 

体育教師:

「お前たちぃ!何をしているぅううううう!」

 

ぼくたち:

「ユリアァアアアアアアアアアア!」

 

体育教師:

「外周走ってこい!この馬鹿ども!」

 

ぼくたち:

「ひぃいいいいい!」

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

そうして学校の外に追い出されて

外周を走る羽目になったぼくたち。

 

アオヤマ:

「ハァ....どうする?

かっちゃん.....

ハァ.....やばすぎるよぉハァ......」

 

かっちゃん:

「ゼェ....どうしようか...ハァ....やばいね...

ゼェ」

 

体育教師:

「お前たちぃ!もっとスピード上げろぉおお!」

 

ぼくたち:

「ひぃいいいい!」

 

アオヤマ:

「かっちゃん...ハァ....先に行くね....ハァ」

 

かっちゃん:

「うん....ゼハァ....」

 

 

なんでこんな目に!

こんな走っている暇があったら

勉強がしたいぃ!

脳みそまで筋肉でできてるのか

あの教師は!

あぁ!呼吸をするたびに頭の中から知識が

吹っ飛びそうだ!このちくしょう!

そもそもなぜバレた??

我々の計画は完璧だったはずだ!

なぜだ!なぜなんだぁあ!

ユリアァアアアアアアアアアア!

 

学校の周りをグルグル走り回りながら

ぼくはこんな事態になぜ陥ったのかを

考えていました。

 

終:『F高校の事件簿〜尿素事件①〜』

 

〜続く〜

 

 

 

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